軽井沢と言えば別荘のイメージしかありませんでしたが、料理人の主人が急に憧れだった軽井沢で自分のお店を出すと言い出してそれを聞かされた時にはとっさに反対してしまいました。
そもそも主人とは東京で出会い、その時には東京の有名なイタリアンレストランで雇われでしたが料理長としてお店を任されていて、結婚を申し込まれた時にもそこで働いていました。
いつか自分のお店を持ちたいことは知っていましたが、その後地元である長野県に戻ると言われた時も今回同様に当然のことで、さらにこれまでやっていたお店は主人の亡くなったお父様が残してくれた建物を改装して出してお店で、来年小学生になる子供もいたので主人が何を考えているのか理解できなくて反対するしかありませんでした。

しかし後で詳しい話を聞いて軽井沢にも小学校が3つあって別荘だけがあるわけでもなく、さらに昔から軽井沢で自分のお店をやることも大きな目標であったことも分かり、軽井沢にも一緒に行って学校や住む場所などの下見をして最終的にはとても良い場所であることが分かりお店を出すことに賛成することにしました。
問題は新しい住み家とお店と、現在のお店をどうするかでしたが、そこもすでに主人が手配済みで、軽井沢のマンションやお店の目星をも付けていてお店の買取もしてもらえるということで、金額を含めていろいろな問題が片付いたのでこの度軽井沢に引越しすることになりました。