不動産の買取と仲介の違いは何?
私は北海道に住んでいて、道内の知り合いの不動産会社に売却を依頼しようとしましたが、地元の不動産会社に相談した方がよいと言われてしまいました。
物件の状態もあまり良くなくて簡単に売ることはできないだろうとも言われて、仲介ではなく買取してもらうことをすすめられたのですが、不動産の買取と仲介の違いがよく分かりません。
素人にも分かりやすく教えてください。買取と仲介それぞれのメリットやデメリットについても知りたいです。
買取と仲介では不動産を売る相手が異なります
不動産買取の特徴やメリットとしては、仲介と比較して売却期間が短いことが挙げられます。不動産会社が販売活動を行う時間を省けるので、不動産会社が提示した価格に売主が応じれば契約がすぐに成立します。
不動産買取では数日から週数間で取引が成立することが多いため、現金を素早く手にできることもメリットです。
買取なら広告で掲載されることもないので、周りに知られず不動産を売却できることをメリットに感じる方も多いようです。
直接不動産会社が買取ることから、内覧などの面倒な対応が不要なこともメリットといえます。
最近では築年数の古い別荘が売れにくくなっていますが、買取なら築古の物件でも売却しやすいことも大きなメリットだと思います。
不動産会社が買主になるため、仲介手数料が省けることもメリットです。
買取の最大のデメリットは、仲介での取引よりも売却価格が低くなることです。不動産会社は、買取した物件をリフォームなどして付加価値をつけて売却します。そのため、買取価格は仲介の6〜8割程度になることが多いです。
仲介のメリットは、買取よりも高値で売却できる可能性があることです。内覧などを通じていろいろな人たちの意見を聞いて、より高値での売却を工夫できることもメリットといえます。
仲介のデメリットは、取引に長い時間がかかる場合が多いことです。内覧などの対応に手間がかかったり、仲介手数料がかかったりするのもデメリットです。