軽井沢の別荘の査定額が低く投げ売りされている理由とは?
30歳のときに脱サラして東京都内で会社を立ち上げ、数年間は倒産の危機が何度かありましたが、あることをきっかけに経営が軌道に乗り始めて、ついに軽井沢で別荘を持つという夢を叶えられるところまで来ました。
ということで、現在物件探しをしているのですが、築年数の古い物件を中心に別荘の投げ売りがなされているという噂を耳にしました。
軽井沢に限らず、古い別荘を売りに出そうとしても査定額が低い、もしくは値段が付かない物件も多いようですが、別荘の投げ売りが行われている理由について教えて欲しいです。
別荘の需要が低いのが最大の要因です
軽井沢に限らず別荘の価値は全国的に下落傾向にあり、売りたくても買い手が見つからず「投げ売り」状態になっているのが現実です。
別荘を所有するオーナー自体が、別荘に利用価値を感じていないことも、投げ売りされている大元の原因といえます。
軽井沢をはじめとした別荘需要が最も高かったのはバブル景気で賑わっていた昭和50〜60年頃で、そのときには日本全国各地でリゾート地開発が行われ、人気の軽井沢の別荘は購入するのに抽選が行われるほどでした。
しかし、別荘需要はバブルの崩壊と共に激減しました。現在でも別荘を欲しがる方は存在しますが、それは一部の高額所得者に限定されています。
法人でも福利厚生の一環として別荘を所有する数が減っていて、別荘の需要がこの先高まる可能性は低いことから、投げ売りが横行しているともいえます。
軽井沢にある多くの別荘が建てられたのが30〜40年以上前で、築年数が古いことも査定額が低くなり投げ売りするしかない大きな要因となっています。
当時別荘を購入した親からその子供が相続し、利用価値が見いだせなくて投げ売りされているケースも少なくないようです。
別荘は所有しているだけで維持費がかかり、税金を支払わなくはいけないことも、別荘が投げ売りされている理由となっているようです。