不動産の買取をしてもらうメリットやデメリットにはどんなことがある?
買取業者と聞くとリサイクルショップなどを連想しますが、もちろん日用品など不用品を取り扱うリサイクルショップなどの買取店では土地や建物を取り扱いしていないことは、無知な私でも承知しています。
それでは、不動産の買取業者とは具体的にどのような商売をしている業者であり、仲介との違いは何なのでしょうか?
一番知りたいのは、不動産の買取をしてもらうメリットやデメリットにはどんなことがあるのかということです。どんな場合に不動産の買取業者が利用されるかについても教えて欲しいので、ご回答よろしくお願いいたします。
不動産の買取を行っているのは不動産会社です
不動産仲介ではなく買取を選択するメリットは、短期間で現金化できることです。一般的な仲介の場合は、不動産を売却するまでに平均して4〜6ヶ月程度の期間を要すると言われています。
物件によっては1年以上かかることもありますし、いつまでも経っても買主が見つからないこともあります。しかし、買取の場合は、1週間〜1ヶ月程度で売却の手続きが完了します。
他にも、買取の場合は仲介手数料がかからないこともメリットとして挙げられます。
仲介で売却すれば基本的には仲介手数料が発生し、多くの場合仲介手数料は「(不動産の売却価格×3%)+6万円+消費税」で算出されます。売却価格は3,000万円なら、100万円以上も支払わなくてはいけません。その点、不動産の買取なら仲介手数料は0円です。
不動産の買取をしてもらうデメリットは、仲介に比べて売却価格が安くなることです。一般的には仲介よりも7〜8割ほど安くなるとされています。
買取を行う不動産会社は、その後物件を再販して利益を出さなければいけないので、どうしても相場より安い値段で買取しなくてはいけません。
買取業者の数が少ないこともデメリットとして挙げられます。不動産会社は全国に数えきれないほど営業していますが、買取した不動産を売却して利益を出すことは簡単ではないため、対応していない会社の方が多いのが現実です。
不動産の買取が利用されるのは、早く不動産を売りたい、すぐに現金が必要である、確実に物件を売却したい場合などです。