不動産の買取でよく起きているトラブルには、相場よりもかなり低い金額で買取され、契約後に売主がそのことを知り争いごとに発展するというものがあります。
他にも、高額な手数料を請求されてトラブルになっているケースも多いようです。
不動産を買取してもらうときには仲介手数料は発生しないため、売り主負担の経費は本来ありません。しかし、買取を行う不動産会社が様々な名目をつけて費用を請求することがあります。
不動産の買取では、買取業者とよく話し合って価格を決定しますが、契約後の引き渡し時に金額の値下げを要求されてトラブルになることもあります。
本当に不動産の価値が下がった場合は仕方ないですが、計画的に最初に高い査定金額を提示して売り主を納得させ、わざと理由をつけて値下げを要求するような場合もあるようです。
不動産会社の中には悪徳業者も存在するので、信頼できる会社を選んで取引しましょう。
悪徳業者に騙されないためには、査定を依頼する時点で不動産会社の評判を調べる必要があります。知り合いから情報を集められなくても、インターネットを利用すれば口コミや評判などの情報を集めることが可能です。
トラブルを回避するには、事前に売却価格の相場を調べておくことも大事です。不動産の買取価格はそれよりも安くなりますが、市場相場の6〜7割よりもかなり低い金額を提示された場合は注意しましょう。
不動産の買取では、複数の業者から相見積りをとることもトラブル回避に役立ちます。査定金額だけでなく、いろいろな会社の対応を確認すれば、信頼できる業者か否かを判断できます。