不動産の買取はどのような手順で行われるのでしょうか?
しかし、なかなか買い手が見つからず3ヶ月が過ぎ、このままでは手形が落ちないという最悪の事態になってしまうので、売却額は下がってしまいますが不動産会社に別荘を買取してもらうことに決めえました。
あと1ヶ月半くらいは持ちこたえることができますが、それ以上は待てないのですぐに行動に移すつもりです。
不動産の買取は初めての経験なので、取引に必要な時間と、どのような手順で行われるか教えてください。スムーズに取引を終えるために注意すべきことがあれば、それについても教えてください。
不動産の買取には数日から1ヶ月程度の時間がかかります
取引をスムーズに進めるためには事前準備をしっかりしておくことが重要で、それをしないと複数ある取引段階の中でいろいろな不備が生じて取引完了までにかなりの時間を要してしまうこともあります。
不動産買取の流れはそれほど複雑ではありませんが、必要書類を用意しておくことで、次の手順に進みやすくなります。
不動産の買取では、登記済権利証、固定資産税納付通知書、建築確認済証、土地測量図面、境界確認書、本人確認証、印鑑証明書、住民票など多くの書類が必要になります。手元にない場合は再作成や再発行をしておきましょう。
不動産の買取では、取引する不動産会社を決めなくはいけません。不動産会社ごとに買取額が異なるで、事前に所有する物件の相場を調べておき、複数社から見積りをとりましょう。
見積金額や各社の対応などから取引先を決めたら、契約の前段階である条件確認のステップに移ります。
条件確認には、必要書類の確認の他に、物件の引渡し日や入金日などのスケジュールの確認、家財道具などの処分の仕方、手付金の額や契約解除の場合の取り決めなども含まれます。
条件を確認したら、売買契約を締結します。具体的には、契約書や契約約款を読み上げて最終確認を行い、契約書にサインと押印をして契約締結となります。
契約を締結したら、決済・引き渡しを行い、これで買取の手続きは完了となります。
決済・引き渡しでは、司法書士が売主提出の書類を確認し、売主と買主が必要書類への押印・サインをして、売買代金の残額が売主へ支払われ、司法書士への報酬がある場合はその支払いをして、鍵や関係書類を不動産会社に引き渡すという流れとなります。